2019年1月31日木曜日

⑭期待値主義とオカルト

こんにちはHousukeです。

Housukeは統計的な確率に従ってパチンコをしています。期待値主義といわれています。

🏢 イメージ 🏢

ところが、この期待値(確率)は、かなりのくせものです。1日や2日の遊技では確率通りにはなりません。一ヶ月間でも見事に勝ち負けがあばれてくれます。

 

では10年間パチンコをしたら収支はどうなるか。パチンコシミュレータ、“パチカル”を使って検証してみました。機種は“CR大海物語4MTB”です。“CRぱちんこ必殺仕事人V-S4”等、大当り確率 1/320前後の機種と横並びに同じです。

 

<条件>

機    種:CR大海物語4MTB

回転数/千円:21回(日当 16,000円、2.5円交換)

遊技時間/日:10時間

投 資限度額:3万円(1日につき)

投資限度時間:4時間(始めてから4時間過ぎて、もし持球が尽きたら現金投資を止めて帰る)

出勤日数/月:20日(10年で2400日)

 

上の条件で、10年間パチンコを打ち、年別の収支額を表にしたものです。

10年間の収支額の年平均は 385万円ですが、最高 548万円、最低は 243万円の 2倍以上の差があります。

 

次に月別に集計してみました。120ヶ月分を折れ線グラフにするのは厳しいので、月別の収支額が 5万円ずつ増加するようなヒストグラムにしました。

0~35万円を中心にして、正規分布に近い形になりました。両側端の件数が多いようにみえますが、一寸理由は判りません。多分あばれによるものだと思います。

正規分布にみえないこともありませんが、ブヨンとふたコブに広がっています。月ごとに一喜一憂していたら大変、というか病気になりそうです。

 

同じ形式で、日別に集計してみました。

分布の仕方には特徴がないようです。

勝率は 50%を切っているので、金額がマイナスの日当の件数が半分以上を占めています。投資額、時間に限度を設けたことが原因です。この限度を期待値が最大になるまで緩和して大きくすれば、勝率は60%近くまで改善され、収支も同じく増加します。

/限度を緩和しても、連敗額の大きさとその発生確率は変わりません。連敗する日数が少なくなり、1日当たりの負額が大きくなるだけです。

 

次に、月別日別にトピックを選んでみました。

<月別>

最高 勝ち額:113万円

最高 負け額: -23万円

 

<日別>

最高連勝日数:11日

最高 連勝額:69万円

最高連敗日数:12日

最高 連敗額:-28万円

最高 勝金額:26万円

最高大当り数:24回(*)

 平均 勝率:48%

平均 日当額:16,000円

平均 時給額:2,200円(**)

 

これだけあばれてくれると、期待値主義を推進する者としては少々弱気になってきます。時給の出ている台と、出て無い台を 1ヶ月打って、その記録を比べてみても判別しないことが多いかも知れません。Housukeの実戦の遊技記録も、だいたいこんな感じで似ています。

 

期待値主義の反対は“オカルト”と呼ばれますが、その一例をネットから一寸パクって終わりにしたいと思います。いずれも信じて実行する価値はありません。

・海物語でリーチの度にディスプレイの向かって右から左へ手を払う

・リーチ中、鍵穴を触る

・この予告が頻繁に出るようなら好調台

・この機種は60の倍数回転で当たりやすい

・このリーチでハズれたらハマる

 

依存症やオカルトを駆逐しようとしましたが、なんだかあまり説得力のない記事になってしまいました。期待値主義は、正しい宗派だということで今日のところは...

次回はがんばります。

 

*“最高大当り数”が、”最高勝金額”に比べて少なくなっていますが、シミュレータに時短の概念がないので、時短引戻し(時短中の大当り)を出玉に換算しているためです。実際には5割増し程度になります。

**“平均時給額“は、期待値計算書を作るときは簡略化して日当額を遊技時間(10時間均一)で割って計算していました。負けて遊戯を中止し、次の台・店を探しているときも時給に入れていたわけです。今回は実際の遊技時間で日当額を割って厳密に計算しました。

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