2019年3月31日日曜日

⑯パチプロになる前のパチンコ

こんにちはHousukeです。

今回は、パチプロになる前のパチンコの話をご紹介します。

🎲 最初のパチンコ 🎲
’2000年より少し前だったと思います。
バブル景気はとっくに終わっていますが、埼玉の夜の繁華街はまだまだ賑わっていました。

行きつけのスナックでよく付いてくれたフィリピーナは、お客に貰ったフェアレディZを店の近くの線路際に停めて置いたら、フロントガラスを大きな石で割られたといって悔しがっていました。


そんなスナックのホステスにパチンコを誘われました。同伴で入店すると別料金とかそんなセコイ話ではなく、出勤前のスナックのホステスはパチンコ屋にいるものと決まっていました。

パチンコ店は京浜東北線蕨駅東口駅前の、現在も現役のM店です。
地下一階の1島で、地元常連客で賑わっていました。
🎲 フィーバークイーンⅡ(1993年6月) 🎲

メーカー:SANKYO
大当確率:1/254
賞球 数:7&15
出球 数:2300発(多分?)

トランプ絵柄の大型ドラムと、それにシンクロしたサウンド(効果音?)が強烈な印象として記憶に残ります。また有名な保留球連チャン機でもありました。
まだ初心者なのでわけわからず打っていましたが、隣の常連さんが保留ランプ全灯なのを指さして、「あんまりよくないなあ」と言っていたのを覚えています。連チャンはしませんでしたが、トントンか勝ったと思います。

🎲 ホー助くんDX 🎲

メーカー:平和
種  別:権利物
賞球 数:7&10&15
出玉 数:2200発

フクロウを模した役物に入賞し、5穴クルーンのなかの“V”にオチると1Rか16Rの大当りのいずれかに抽選されます。大当り後は時短があって、引き戻しの期待値も大きかったと思います。一発台みたいなところがあって、大当りすると、店員が普通より大きな4000発入るドル箱を持ってきてくれます。じっくり腰を据えて打つよりも、時間のないときにうってつけの機種でした。ボーリングや飲み会の前によく打つことがありました。

相性は抜群で、500円でほぼ連続 3回大当りしたことがあります。飲み会に少し遅れていくと、必ず「どうだった?」と聞かれました。
アカウント名、ホースケ(Housuke)はこのパチンコ台 ❝ ホー助くんDX❞からきています。

🎲 大工の源さん 🎲

メーカー:SANYO
種  別:確率変動デジパチ
賞球 数:5&10&15
出玉 数:2300発
大当確率:1/369.5, 1/405.5, 1/438.5 (内部設定)

源さんで大連チャンしたのは 2回しか記憶にありません。
一回は、京浜東北線赤羽駅、1番線ホ-ムから見える King’sです。

出張の帰りで、3時頃フラっと入っていきなり連チャンが始まりました。すると職場から何度も携帯に電話がかかってきます。直帰するとは連絡したものの就業時間中なので走って外へ出ます。そのうち隣の常連客さんに「台見ててやっからはやく行ってきな」と、援護していただきました。

もう一回は、仕事帰りによく行った文京区西方交差点にあるチャンピオンです。

確か初あたりは、夜の9時過ぎだったと思います。
千秋似の女性店員が、ドル箱を替える毎にカンナ風の「お祈り~」をしてくれます。

お祈りが神様に届いたようで、連チャンは延々と続き、ホタルのひかりも終わって照明が消えてからやっと消化することができました。いつもの両替のオヤジさんも待っていてくれました。
ストリートビューでみたら、残念ながら 5階建てのビルになってパチンコ店はコンビニになっていました。

2019年2月28日木曜日

⑮ おとなしいパチンコ台

こんにちはHousukeです。

前回、パチンコ台は勝ち負けがあばれるものだということをご紹介しました。
では、あばれの少ないおとなしいパチンコ台とは? 大当り確率の高い(分母は小さい)機種であることは大方予想が点いています。今回は、そのおとなしいと思われる“甘デジ”でシミュレーションしてみたいと思います。

🏢 イメージ(浦和23夜ドリームランド) 🏢

 
機種は“CRAスーパー海物語IN沖縄4SBB”を想定しました。SANYOでは、通称“甘デジ“と呼んでいます。SANYO以外では“CR真北斗無双夢幻闘乱SWA”等、大当り確率 1/99前後の機種と同じです。


<シミュレーション条件>

機    種:CRAスーパー海物語IN沖縄4SBB(相当)

回転数/千円:21回(日当 16,000円、4円等価交換)

遊技時間/日:10時間

投 資限度額:3万円(1日につき)

投資限度時間:4時間(始めてから4時間過ぎて、もし持玉が尽きたら現金投資を止めて帰る)

出勤日数/月:20日

 

上の条件でシミュレーションを実施した、10年間の年別の収支額の表です。


10年間の収支額の年平均は 384万円、最高 446万円、最低は約 323万円です。平均からの差は 16%以内に収まっています。

次に月別(120ヶ月分)です。


金額がマイナスの日当の出現は避けられませんが、それを除けば、正規分布の形に見えます。

 

月別日別のトピックです。

<月別>

最高 勝ち額:62万円

最高 負け額:  4万円

 

<日別>

最高連勝日数:19日

最高 連勝額:61万円

最高連敗日数:  6日

最高 連敗額:-10万円

最高 勝金額:12万円

最高大当り数:50回

 平均 勝率:64%

平均 日当額:16,000円

平均 時給額:  1,700円

 

期待したより、はるかにおとなしい結果になりました。これで、時給の出ている台が見つかれば文句なしです。

2019年1月31日木曜日

⑭期待値主義とオカルト

こんにちはHousukeです。

Housukeは統計的な確率に従ってパチンコをしています。期待値主義といわれています。

🏢 イメージ 🏢

ところが、この期待値(確率)は、かなりのくせものです。1日や2日の遊技では確率通りにはなりません。一ヶ月間でも見事に勝ち負けがあばれてくれます。

 

では10年間パチンコをしたら収支はどうなるか。パチンコシミュレータ、“パチカル”を使って検証してみました。機種は“CR大海物語4MTB”です。“CRぱちんこ必殺仕事人V-S4”等、大当り確率 1/320前後の機種と横並びに同じです。

 

<条件>

機    種:CR大海物語4MTB

回転数/千円:21回(日当 16,000円、2.5円交換)

遊技時間/日:10時間

投 資限度額:3万円(1日につき)

投資限度時間:4時間(始めてから4時間過ぎて、もし持球が尽きたら現金投資を止めて帰る)

出勤日数/月:20日(10年で2400日)

 

上の条件で、10年間パチンコを打ち、年別の収支額を表にしたものです。

10年間の収支額の年平均は 385万円ですが、最高 548万円、最低は 243万円の 2倍以上の差があります。

 

次に月別に集計してみました。120ヶ月分を折れ線グラフにするのは厳しいので、月別の収支額が 5万円ずつ増加するようなヒストグラムにしました。

0~35万円を中心にして、正規分布に近い形になりました。両側端の件数が多いようにみえますが、一寸理由は判りません。多分あばれによるものだと思います。

正規分布にみえないこともありませんが、ブヨンとふたコブに広がっています。月ごとに一喜一憂していたら大変、というか病気になりそうです。

 

同じ形式で、日別に集計してみました。

分布の仕方には特徴がないようです。

勝率は 50%を切っているので、金額がマイナスの日当の件数が半分以上を占めています。投資額、時間に限度を設けたことが原因です。この限度を期待値が最大になるまで緩和して大きくすれば、勝率は60%近くまで改善され、収支も同じく増加します。

/限度を緩和しても、連敗額の大きさとその発生確率は変わりません。連敗する日数が少なくなり、1日当たりの負額が大きくなるだけです。

 

次に、月別日別にトピックを選んでみました。

<月別>

最高 勝ち額:113万円

最高 負け額: -23万円

 

<日別>

最高連勝日数:11日

最高 連勝額:69万円

最高連敗日数:12日

最高 連敗額:-28万円

最高 勝金額:26万円

最高大当り数:24回(*)

 平均 勝率:48%

平均 日当額:16,000円

平均 時給額:2,200円(**)

 

これだけあばれてくれると、期待値主義を推進する者としては少々弱気になってきます。時給の出ている台と、出て無い台を 1ヶ月打って、その記録を比べてみても判別しないことが多いかも知れません。Housukeの実戦の遊技記録も、だいたいこんな感じで似ています。

 

期待値主義の反対は“オカルト”と呼ばれますが、その一例をネットから一寸パクって終わりにしたいと思います。いずれも信じて実行する価値はありません。

・海物語でリーチの度にディスプレイの向かって右から左へ手を払う

・リーチ中、鍵穴を触る

・この予告が頻繁に出るようなら好調台

・この機種は60の倍数回転で当たりやすい

・このリーチでハズれたらハマる

 

依存症やオカルトを駆逐しようとしましたが、なんだかあまり説得力のない記事になってしまいました。期待値主義は、正しい宗派だということで今日のところは...

次回はがんばります。

 

*“最高大当り数”が、”最高勝金額”に比べて少なくなっていますが、シミュレータに時短の概念がないので、時短引戻し(時短中の大当り)を出玉に換算しているためです。実際には5割増し程度になります。

**“平均時給額“は、期待値計算書を作るときは簡略化して日当額を遊技時間(10時間均一)で割って計算していました。負けて遊戯を中止し、次の台・店を探しているときも時給に入れていたわけです。今回は実際の遊技時間で日当額を割って厳密に計算しました。